1ギデトの琴にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの歌 2なんぢは嬰児ちのみごの口により力の基をおきて敵にそなへたまへり こは仇人とうらみを報るものを鎭静めんがためなり 3我なんぢの指のわざなる天を観なんぢの設けたまへる月と星とをみるに 4世人はいかなるものなればこれを聖念にとめたまふや 人の子はいかなるものなればこれを顧みたまふや 5只すこしく人を神よりも卑つくりて祭と尊貴とをかうぶらせ 6またこれに手のわざを治めしめ萬物をその足下におきたまへり 7すべての羊うしまた野の獣 8そらの鳥うみの魚もろもろの海路をかよふものをまで皆しかなせり 9われらの主ヱホバよなんぢの名は地にあまねくして尊きかな