1「滅すなかれ」といふ調にあはせて伶長にうたはしめたるアサフの歌なり讃美なり 2定りたる時いたらば我なほき審判をなさん 3地とすべての之にすむものと消去しとき我そのもろもろの柱をたてたり セラ 4われ誇れるものに誇りかにおこなふなかれといひ 惡きものに角をあぐるなかれといへり 5なんぢらの角をたかく挙るなかれ頚をかたくして高りいふなかれ 6挙ることは東よりにあらず西よりにあらずまた南よりにもあらざるなり 7ただ神のみ審士にましませば此をさげ彼をあげたまふ 8ヱホバの手にさかづきありて酒あわだてり その中にものまじりてみつ 神これをそそぎいだせり 誠にその滓は地のすべてのあしき者しぼりて飮むべし 9されど我はヤコブの神をのべつたへん とこしへに讃うたはん 10われ惡きもののすべての角をきりはなたん 義きものの角はあげらるべし