1マハラツ(樂器の名、あるひはいふ調べの名)にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの教訓のうた
2神は天より人の子をのぞみて悟るものと神をたづぬる者とありやなしやを見たまひしに
3みな退ぞきてことごとく汚れたり善をなすものなし一人だになし
4不義をおこなふものは知見なきか かれらは物くふごとくわが民をくらひ また神をよばふことをせざるなり
5かれらは懼るべきことのなきときに大におそれたり 神はなんぢにむかひて営をつらぬるものの骨をちらしたまへばなり 神かれらを棄たまひしによりて汝かれらを辱かしめたり
6願くはシオンよりイスラエルの救のいでんことを 神その民のとらはれたるを返したまふときヤコブはよろこびイスラエルは樂まん