1エドム人ドエグ、サウルにきたりてダビデはアビメレクの家にきぬと告しときダビデがよみて伶長にうたはしめたる教訓のうた
2なんぢの舌はあしきことをはかり利き剃刀のごとくいつはりをおこなふ
3なんぢは善よりも惡をこのみ正義をいふよりも虚偽をいふをこのむ セラ
4たばかりの舌よなんぢはすべての物をくひほろぼす言をこのむ
5されば神とこしへまでも汝をくだき また汝をとらへてその幕屋よりぬきいだし生るものの地よりなんぢの根をたやしたまはん セラ
6義者はこれを見ておそれ彼をわらひていはん
7神をおのが力となさず その富のゆたかなるをたのみ その惡をもて己をかたくせんとする人をみよと
8然はあれどわれは神の家にあるあをき橄欖の樹のごとし 我はいやとほながに神のあはれみに依頼まん
9なんぢこの事をおこなひ給ひしによりて我とこしへになんぢに感謝し なんぢの聖徒のまへにて聖名をまちのぞまん こは宜しきことなれぱなり